足底腱膜炎
日常でよく見かける整形外科領域の病態。
今日のテーマは「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」
「踵(かかと)が痛い」という訴えで当院を受診される方の多くがこれです。
長時間の立ち仕事や歩行により、踵の前方に痛みが生じます。階段を昇る時やつま先立ちなどでさらに疼痛が増強します。
原因は「足底腱膜(そくていけんまく)」と言われる足の底に付いている腱の、踵での付着部に負荷がかかることによって生じます。

治療には内服・貼付け剤、痛みが非常に強い時は注射療法をすることもありますが、最も大事なのは「ストレッチ」です。適切なストレッチを指導しています。

また、足底腱膜炎で当院を受診される方の靴を見るたび思うのは「靴底のクッションが薄い」ことです。
しっかりした厚底の靴は足裏への衝撃を吸収し、足底の保護に貢献します。
靴選びは非常に重要です。足の底、踵が痛い人は靴選びも意識してみてください。
