筋肉は資産⑦
診療の中だけでなく日常で出会う人たちにも筋トレの良さを伝えたりします。
若い女性は「ムキムキになっちゃうから筋トレはちょっと~」と言われますが、数年筋トレを続けてる者としては「そんなすぐにムキムキになるかよ!筋トレ舐めんじゃねー!笑」という気持ちになります。
医学的な観点からしても、男性と比べ女性がムキムキになるのはかなりハードルが高いのです。
テストステロン(いわゆる男性ホルモン)を聞いたことがありますか?
「筋肉細胞に直接働きかけてタンパク合成を促す」に加えて同時に「筋肉の分解も抑える」
つまり「増やしながら、壊れるのも防ぐ」二刀流の働きをします。
男性はこのテストステロンが女性の約10倍。だから筋トレを始める前から、もともとの筋肉量が男性の方がずっと多く、最初のスタートラインが違うのです。
しかし、2025年の研究では、同じ強度のトレーニングをした場合の「ベースラインからの相対的な筋肥大率」は男女差がないという結果が報告されました。
︎まとめると
・ 筋肥大「率」は男女でほぼ同じ
・女性はテストステロンが少ない分、男性よりスタートラインがずっと低い
︎ ・本当にムキムキになるには数年単位の高重量・高頻度トレーニングが必要
ということです。
「私すぐムキムキになるから」という方は、パンプアップ(トレーニング直後の一時的な血流増加による膨らみ)を筋肥大と混同している可能性が高いです。
女性はしっかりトレーニングしても形が変わりにくいので、筋トレを断念してしまうパターンが多いですが、外からの見た目の変化が無くても、体内での筋量を増やすと代謝が上がるので実はダイエットに適しているのです。
食事制限や有酸素運動(水泳、ウォーキング)も見た目の変化に重きを置いたダイエットに有効ですが、筋量の増加は無いので将来的に転倒や軽微な外力で四肢の骨折を呈することがあります。
なので安心して筋トレしてください!
あなたは筋トレの鬼となるのです・・・
